なかなか具体的な日程など決まらず、10月が迫って来る中で、少々焦っていました。なぜに夏の間に準備をしなかったのだろうと自分を責めたりしながら、急がなければいけない空気を漂わせながらメールを書きました。
それが、効き過ぎたのか、マツバラさんは(やっと)正直に、「日程は仕事次第で、あらかじめ決めることができない」「控えめにお願い」と云うことを云ってこられました。ガーン!
「控えめに」と希望はどうがんばっても大騒ぎになるイベントではないので、大丈夫と思うのですが、
日程の事は、マツバラさんに確認すれば、すらすらと計画書ができ、後援・協力などの依頼ができ、チラシを作ることができると、事務局的にはある意味簡単にことが進むと思っていたので、アーティストから「そこは決められない」と云う返事が来て焦りました。
助成金を取ったり、チラシで広報したり、事業化することばかりに気を取られていたのですが(企画者的には)、原点は、街に華やかさを、若手アーティストにチャンスを、と云うことであったことを忘れていました。
そこで、緊急に常にFCAの事業に参加している(いつのまにか)主要のメンバー3人に緊急招集を掛け、会議を開きました。
イベントとして行うことを止め、本来の目的だけ行うか、どうするかを話し合いました。
イベントして行うことを止めるというのは、応募の際、計画していた日程を無視し、地元メディアなどへの大げさな宣伝も止め、自分達のペースでこっそりと行うと云うことで、助成金ももらえなくなることを意味していました。
財源もなく、この選択は募金のみに頼る、かなり厳しいものでした。
話し合いの結果、日程が変わったとしても、本来のマツバラさんがシャッターに絵を描くことに違いないのだから、助成金は取り消されるとは限らないのではないかと云うことで、マツバラさんの希望に添いながら、助成金の手続きをしてみよう、と云うことになりました。
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